私の父親は理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っているですが、今でこそ、上記の国家資格の職業が多くなりましたが、父親が理学療法士を目指した時は、まだまだ理学療法士の数が少ない時でした。
どこの世界でもそうだと思いますが、職業の数が増えると薄利多売ではありませんが、給料の額は少なくなります。現在は昔と比べると理学療法士の給料は下がっているようです。鍼灸師に関しても、鍼灸だけで食べるのは厳しい時代になっているようです。
理学療法士は認定理学療法士の制度がある
理学療法士には認定理学療法士の制度があります。
7専門分野(基礎理学療法、神経理学療法、運動器理学療法、内部障害理学療法、生活環境支援理学療法、物理療法、教育・管理理学療法)のいずれかひとつ以上の専門分野に登録し、認定理学療法士・専門理学療法士を目指すそうです。
全国の理学療法士の数は96000人ぐらいに対して、認定理学療法士の数は2000人ぐらいしかいないそうです。
認定理学療法士よりも、さらに専門性が高くなった専門理学療法士
さらに認定理学療法士よりも、より専門性が高くなった専門理学療法士もあります。こちらは全国の理学療法士の96000人ぐらいに対して、わずか1800人ぐらいしかいません。
実は私の父親は専門認定理学療法士でもあり、鍼灸師でもあるのです。
ですので西洋と東洋の医療を持ち合わせています。理学療法士でも鍼灸師でも会社員と違うところは定年がないことです。本人が働く意思がある限り、続けることができます。
鍼灸師にも、より専門性を深めるための認定制度はないのか
将来、鍼灸師を目指す私は思いました。認定理学療法士や専門理学療法士のように、どこかで認定鍼灸師制度を取り入れ、より専門性のある鍼灸師を育成しようとしているところはないだろうか。
独自調査で探すと鍼灸カウンセリング協会がありました。現在、現代病の一種と言われていますが、うつ病や心が壊れてしまい、日常の生活が困難な人たちがいます。
心理学と鍼灸師を融合し、鍼灸心理カウンセラー認定の取り組みをしてえいる鍼灸団体がありました。
規定の単位を修得した者には、鍼灸カウンセリング協会認定:「鍼灸心理師」が授与されるそうです。
また、鍼灸学会でも鍼灸学に関する学術ならびに資質の向上を生涯にわたって図ることを目的として、認定制度を取り入れています。
ほかにも様々な鍼灸の流派で認定制度が取り入れられていることでしょう。
理学療法士にしても鍼灸師にしても、より専門性を高めるために認定制度を設けるのは素晴らしいことだと思います。
企業でも認定制度を設け、昇給するには認定試験に合格しないといけないところもあります。患者さんの立場からしたら、より専門性の知識を持っている施術者に、リハビリや治療を受けたいと思うのではないでしょうか。
もちろん施術者の雰囲気や人柄に惚れてやってくる患者さんもいるでしょう。
さいごに
年々、理学療法士にしても鍼灸師にしても、資格保有者の数が増えてきています。専門的なものことを良く知っている人もいれば、あまり専門的なことを知らない人もいるでしょう。
何が何でも認定があればいいわけではありませんが、認定の有無は、選ぶ時のひとつの目安になるかもしれません。
もちろん認定がなくても高い技術力や知識を持ち合わせ、患者さんと向き合っている人もいます。
将来、理学療法士もしくは鍼灸師になりたいと考えている方は、認定制度があることを知っておくといいかもしれませんね。