鍼灸学校選びの基準のひとつにはり師、きゅう師の国家試験の合格率で学校を選びたいと考えている人がいます。
判断基準のひとつとして、合格率で選ぶのは悪くない選択だと思います。
ただし、合格率が高い鍼灸学校は、勉強が厳しく、勉強についていけない生徒は容赦なく留年、学力が一定水準を満たなければ国家試験を受けさせないそうです。
その分、勉強についていくために日々、努力できる環境になります。
しかし、学力的に東洋医学の勉強についていけるか分からない。働きながら勉強するので不安を抱いている。
けれども鍼灸師になりたいと思っている人は、高い合格率ではなく、そこそこの合格率の鍼灸専門学校を選ぶのもありだと思います。
自分の環境に合った鍼灸専門学校を選ぼう!
そこの合格率の鍼灸学校は、高い合格率の鍼灸学校と比べると、留年や国家試験の受験の基準が甘い設定になっている場合がありますので、何とか留年せずに国家試験の受験もすることができるからです。
留年してしまうと、さらに1年鍼灸学校に通わないといけないですし、当然、1年分の学費もさらにかかってしまいます。
奨学金等、お金に余裕がない状態の鍼灸学生は大変です。
年々、鍼灸師の国家試験は難しくなってきています。全員が合格できる世界ではありません。
残念ながら現役合格できない生徒もでてきます。
国家試験を不合格になってしまった場合、1年後、再チャレンジすることになります。
これから鍼灸師になりたいと考えている人たちは、鍼灸学校選びの際、合格率によって勉強や進級システムが厳しめの鍼灸学校があること知っておくといいと思います。
自分がどのようなタイプの鍼灸学校に通いたいか。
今一度、よく考えてみるといいでしょう。
鍼灸学校の学園祭に行ってみる
また、鍼灸学校選びの基準のひとつとして、鍼灸学校の学園祭に行ってみるのもありだと思います。実際に鍼灸学校に通う学生たちが文化祭に参加していますので、生徒に話しかけて学校の雰囲気を質問してみるもありですね。
私が文化祭に参加していた時、将来、鍼灸学校に娘を通わせようと考えている親子がやってきて、学校の雰囲気や勉強のシステムをあれこれ質問されました。
幸い、私のほかにも先輩がいましたので、丁寧に鍼灸学校の説明をさせていただきました。
やはり同じクラスで専門学校の場合は3年間過ごすことになりますので、鍼灸学校選びはよく考えて決める必要があると思います。
中には地方から関東の鍼灸学校に上京して入学される鍼灸学生もいます。
いろいろな想いがあって、鍼灸学校を選ぶのだと思います。
それでは鍼灸学校選びの参考のひとつになれば幸いです。