
マイナンバー制度に関する調査がリサーチバンクの記事で公表されていました。どれぐらいの人たちがマイナンバー制度にメリットがあると思っているのか私も気になっていたんですね。
今回、リサーチバンクのマイナンバー制度に関する調査。32%が「マイナンバー制度にメリットはない」と思っている。を引用して記事を書かせていただきますね。
目次
32%がマイナンバー制度のメリットを感じていない
マイナンバー制度に関する調査は、1320件の10代から60代の全国男女に答えてもらったそうなんですが、記事タイトルにありますように32%がマイナンバー制度にメリットはないと思っているそうなんですね。
■テーマ:マイナンバー制度に関する調査
■有効回答:1320件
■調査期間:2015年7月31日から8月5日
■対象者:10代から60代の全国男女
■キーワード:マイナンバー制度,社会保障・税番号制度
マイナンバー制度は2016年1月から開始されます。国民が12桁の個人番号持つ時代になるんですよ。いまいちピンとこなかったのでマイナンバーで検索するとWikipediaにこんなことが書かれていました。
2015年中に国民への番号割り当てを行い、2016年1月には利用を開始する構えで、事前にICカードも配布する見込みとなっている。なお、国民に付与する個人番号の名称は「マイナンバー」に決まった。また、この番号とは別に各機関のコンピュータ上にあるコンピューターで処理する番号を紐付けて、様々な機関で連携していくことが想定される。
参照:国民総背番号制 – Wikipedia
いろんな機関でマイナンバーが連携して使われるようになるということでしょうか。内閣官房のホームページではマイナンバーのメリットについてこんな回答がありました。
Q1-3 メリットはなんですか?
A1-3 社会保障・税に係る行政手続きにおける添付書類の削減やマイナポータルのお知らせサービス等による国民の利便性の向上に加え、行政を効率化して人員や財源を国民サービスに振り向けられること、所得のより正確な捕捉によりきめ細やかな新しい社会保障制度が設計できる等の利点があります。(2014年6月回答)
参照:マイナンバー社会保障・税番号制度
つまりマイナンバーになることによって便利になるよということなんですかね。
マイナンバー制度について知ってますか?
私もこの記事を書いておいてあれなんですが、2016年1月から12桁の個人番号(マイナンバー)がもらえるぐらいの認識しかありません。具体的にマイナンバーを知っているのか? と問われたら、知りませんと答えさせていただきます。また、調査結果を見ていただければ分かると思いますが、全体で約半数以上の人たちがマイナンバー制度の名称を知っている程度なんですね。
参照:リサーチバンク
※かろうじて男性の方がマイナンバー制度を知っているという感じでしょうか。
マイナンバー制度について知っていること
マイナンバー制度について知っていることの調査結果なんですが、約半数は12桁の番号だったり、一度ついた番号は原則変えることができないというのを知っているぐらいでしたね。
それでも中には細かくマイナンバー制度について知っている回答者がいました。
参照:リサーチバンク
・マイナンバーとは国民一人ひとりが持つ12桁の番号
・一度ついた番号は、原則一生涯同じものを利用する
・2015年10月から住民票を持つ人すべてにマイナンバーが通知される
・市町村に申請すると、「個人番号カード」が交付される
・2016年1月から、社会保障、税、災害対策の行政手続きでマイナンバーが必要になる
・社会保障、税、災害対策で効率的に情報が管理される
・行政機関・公的サービスを受ける際に記入する個人情報が減る
・2017年1月から、個人情報のやり取りの記録がインターネット専用サイトで確認できる
・勤務先に提示し、源泉徴収票に記載する
・証券会社や保険会社などに提示し、法廷調書などに記載する
・厚生年金の請求の際に年金事務所に提示する
・他人のマイナンバーを不正に利用・提供した場合、懲罰の対象となる
・他人のマイナンバーを不正に入手することは、懲罰の対象となる
テキストにもしてみましたが、LINEのIDみたいに変更することはできない。原則、同じものを利用するということでしょうか。まだまだ先の話になりますが、2017年1月から、個人情報のやり取りの記録がインターネット専用サイトで確認できるのが気になりましたね。
また、元彼女や元彼氏の写真を勝手にインターネットに載せてしまうなどの問題がありますが、相手のマイナンバーをインターネットに故意に載せてしまったら懲罰の対象になるということですかね。マイナンバー制度って何ぞやと思っていたので理解が深まりました。
マイナンバー制度を知るきっかけ
調査結果を見て感じたのは、あっとう的にテレビからマイナンバー制度を知るという感じですね。また、インターネットのニュースや記事から知る人もいますので、今回、この記事を書くことによって少しでも多くの人たちにマイナンバー制度を知ってもらえる機会に繋がれば嬉しいですね。
参照:リサーチバンク
それにしても約14%の人たちが見聞きした情報源はないと回答されているのが気になりますね。まだまだ全体的にマイナンバー制度は知られていないのかな? とも感じました。
マイナンバー制度のメリットについて
マイナンバー制度について、メリットだと思うことの調査結果で、32%の人たちがメリットに思うことはないと回答されています。
参照:リサーチバンク
・国民の個人情報の管理が効率的にできる
・社会保障やサービスが充実する
・行政機関・公的サービスの手続きが簡単になる(時間短縮される)
・行政機関・公的サービスの人的ミスのリスクが軽減される
・正確な課税・社会保障・年金が可能になる
・給付金などの不正受給が防止できる
・インターネットで個人情報のやり取りの記録が確認できる
・インターネットで行政が保有している自分の情報を確認できる
・メリットに思うことはない
テキストにもしてみましたが、インターネットで行政が保有している自分の情報を確認することもできるんですね。それに関しては初耳だったので、自分の情報がインターネットで確認できる時代になるんだなぁ。どんな情報が記載されているんだろうなんて思ってしましました。
マイナンバー制度について不安に思うこと
マイナンバー制度についてメリットもありますが、もちろんデメリットの部分もありますよね。国民のひとりとして不安に思うことの調査結果を興味深く読ませていただきました。
参照:リサーチバンク
・政府や行政が運用できるのか不安
・個人情報を保護する対策ができているか不安
・個人情報の流出や悪用が心配
・新たな犯罪が発生するのではと心配
・個人に関する様々なことを知られるのが不安
・お年寄りなどのマイナンバー管理が不安
・マイナンバー制度について、説明不足が不安
・マイナンバー制度全般が不安
・特に不安に思うことはない
テキストにもしてみましたが、個人情報の流出や悪用を心配されている人が多い印象がありますね。そんな私も自分のマイナンバーが流出したり悪用されたら嫌だなぁって思う気持ちはあります。
けれども、2015年10月には住民票を持つ人にマイナンバーが通知されるようになりますので、何だかんだもうすぐなのも事実なんですよね。
さいごに
私自身、マイナンバー制度について詳しく知らなかったのですが、リサーチバンクの調査結果を知ることにより、理解を深めることができました。
国民を番号で管理する時代が2016年から始まります。今後、マイナンバー制度について知ることのできた情報は、こちらに追加していけたらと思っています。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。